∴ おばあちゃん

昨日、大好きなおばあちゃんが亡くなってしまいました。

姉からメールをもらって、
なぜか二時間くらいしてから、もの凄く悲しくなりました。
うん、もの凄く。


たぶん世界で一番かわいくて優しいおばあちゃんだったのです。
僕にとってはね。


田舎は北茨城の高萩というところで、
今回の震災でもいわき市の近くともあって、かなり大変だったみたいで心配してた。


それなのに、僕は大人になってからほとんど会いにいけてなくて…。

おばあちゃんと最後に会ったのはたしか二年くらい前。
ぼけてしまって、
僕のことも、娘である母のことも、よく分からないみたいだった。


その時、もし僕が母に忘れられてしまったら？と想像して、
もの凄く怖くなったのを、今でもはっきりと覚えてる。

だから僕が忘れられたことよりも、
母が少し心配だった。




子供の頃、夏休みや冬休みは高萩に行くことが一番の楽しみだった。
近くのおもちゃ売り場におばあちゃんと行ってはおねだりしたものだ。

あの匂い、
あの景色、
そして、あのしゃべりかた。

茨城のしゃべり方は結構方言があって、
それは母ももちろん所々に引き継いでいて、
なんとも心に暖かいしゃべり方。

すごい笑顔で「そうけ？」って聞いてくれるおばあちゃんを覚えてる。



うー。
いっぱい書こうと思ったけど、
悲しくなってきたので、この辺で。

記憶にしっかりと焼き付けに、高萩へ行ってきます。
写真ももらってこよう。


孫らしいこと何も出来なかったけど、
おばあちゃん、心からありがとう。大好きだったんだよ。